野反湖 六合村

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野反湖

 草津温泉方面から国道405号を北上し野反峠を越えますと、周囲を原生林で囲まれた野反湖の青い水が視界に現れます。夏は高原の冷涼な空気に包まれ、湖周にはノゾリキスゲ(ニッコウキスゲの当地名)やレンゲツツジなど高山植物が咲きます。湖にはニジマスやイワナが放流され、入漁券を購入すれば釣りをすることもできます。

 観光シーズである夏期(毎年7月半ばから8月半ばまで)に限って路線バスが運行しています。JR 吾妻線・長野原草津口駅から、JRバス関東・花敷線に乗車。道の駅六合、花敷温泉を経て約1時間で湖畔のバス停に至ります。途中には品木ダム(上州湯の湖)や白砂ダムがありますが、これらは利根川水系に属するもので、その水はいずれ太平洋へと注ぎます。関東地方に水源を持つ河川のうち、反対側の日本海に注ぐものは野反湖のある中津川と、尾瀬を水源とする只見川(阿賀野川水系)しかありません。なお、国道405号は野反ダムから秋山郷最奥の切明温泉までの間が不通となっています。いわゆる点線国道であり、この先は険しい登山道があるのみです。

 野反ダムは野反湖北端にあります。天端は車道になっており、対岸へと渡れるようになっています。アスファルト舗装道路となっているが道幅は狭く、自動車は交互通行します。天端は標高1、517メートルにあり、南相木ダム(天端標高1、532メートル)が完成するまでは日本のダムとして最も標高の高い位置にありました。ダムの真下には湖底から取り入れた水をダム直下から放出する放流管が埋設されており、最大で6立方メートル毎秒の水を放流できるようになっています。

 群馬・長野・新潟の3県を流れる中津川は、まず群馬県六合村北端で源を発し、秘境・秋山郷を流れ新潟県津南町で信濃川へ合流します。その水源に野反湖があります。ダムが完成する以前は湿原で、その中に池が点在し野反池(のぞりいけ)と呼ばれていました。東京電力は中津川の既存水力発電所の再開発を計画し、これまで手つかずだった野反池にも開発の手が伸ばし、1956年(昭和31年)に完成しました。
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高原プロジェクト事務局  E-mail:kogen@kaze3.com
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